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番外編。 猫がいるご家庭はよくお解りかと思うが、ソファは放っておくとどんどん芸術作品と化す。 ひーもふーも、ご飯を食べる前とかに気合い?を入れてるのか すぐソファーでガリガリ爪研ぎをする。 そのため、今まで何度ソファカバーを替えたことだろう。 でもソファカバーは替えると気分も変わるのでそれは良いのだが 毎回「この素材は爪が引っかからないかな」と、素材選びにも苦労する。 先日、インスタの広告で「動物がいる家庭向けソファカバー専門店」みたいなのが出てきて 海外のサイトだったので少し不安はあったが Apple Payも使えたので試しに購入してみた。ちゃんと5日くらいで届いた。 before ※これもどっかの国のデットストックらしいマルチカバーでお気に入りだったのだが 最近フリンジ範囲が加速して広がってきたので一旦休憩。 after 「爪研ぎなどの傷に強い!」みたいなことが書いてあった気がするんだが 届いたものはめちゃくちゃ爪とぎに弱そうなジャガード生地だった。 しかし、安っぽさもないし、ラグの色味とも合っているので大変満足している。 かわいいのだ。いろんな色があったけど、このグレーにしてよかった。 しかも嬉しいのが、横幅ぴったり!!! うちのソファ長さが3mあるので、なかなかこんな長いラグで気に入ったのを見つけるの難しいんだけど、 これはいろんなサイズがあって、あつらえたみたいにピッタリいった。 しかしこれを敷いた3秒後くらいにふーちゃんの爪研ぎの餌食になり、 全然傷に強くないじゃん。 そんなわけで急いで良さげな爪とぎを買ってきてソファの上に置いたりしてみたものの くつろいでくれるだけでここで爪研ぎはしてくれないのであった。 「ふぁ〜〜」 猫様ファースト。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ちなみに、回者ではないけどソファカバーおすすめなのでリンク貼っときます。 ほかにも可愛いのあったので、またボロボロになったら買ってみようっと。 ================================================ ■ミットゥンの渾身のブランドCHAYUCHAYU サイトリニューアルオープンしています〜〜!ぜひ覗いてみてね ■ミットゥンインスタグラム 【日常編】mittun_charsuke 【漫画編】mittun___ 【CHAYUCHAYU】chayuchayu_1031 #
by mittunmittun
| 2025-06-01 18:00
| コラム
ひーとふーの闘病記続き③です。 前回サプリの話をしましたが、サプリ以外で効果があったのは 〈枇杷の葉お灸・こんにゃく湿布〉! これが、ひーちゃんを死の淵から救ってくれたと今も実感しています。 最初、往診の先生に「お灸良いよ!」と勧められて、とりあえず薬局で買ったお手軽お灸をやってみたけど いまいち効いてるかわかんなかったので、 ちゃんとお灸セットを取り寄せた。 〈枇杷の葉お灸セット〉 これは枇杷の葉エキスもついてて、かなり期待できそう。 ひーちゃんが激悪化した2月に始めたんだけど、気持ちよさそうにしてくれた。 ただ毎回煙がすごくて、終わった後の換気が大変だったので他に良い方法はないかと考えたとき、 参考にしている腎不全から復活した猫ちゃんのブログを見つけ、 そのひとがやっていたのが”びわの葉こんにゃく湿布” こんにゃく湿布って!!あの東城百合子(さん)の!! 知る人ぞ知る、自然療法といえば、の人。 自身も自然療法で癌を克服されて、たくさん本も出している。この本は自然食品店とかに必ず置いてる気がする。懐かしい! むかしそれを読んでこんにゃく湿布もやったことがあったので、まさか猫にも出来るのか!と目から鱗。 早速びわの葉探し。 チャリで走り回り、なんとなく「これ枇杷の木かな・・・?」というのを発見するものの、 歩道の木だし勝手に採ったら怒られそうだし目の前交番だし ウロウロして完全に怪しかったので結局ネットで買った。 その話を、無農薬野菜を作っているkopaviのふたりに相談すると、 「枇杷の葉わんさか生えとるでもってきたる!!」と、無農薬の立派な枇杷の葉をたくさん持ってきてくれた 感謝しかない・・・ そんなわけで、この2ヶ月毎日枇杷の葉こんにゃく湿布をしている。 点滴の後とかもこれをやると、めぐりがよくなってかなり調子が上がる! 腎臓をあっためることが良いみたい。 ホッカイロが体の表面だけあっためるのに対し、 こんにゃくは熱を抱え込む性質があるので、じんわりと体の深部まであっためてくれる。 つまりお灸のような効果かな?って勝手におもっている。 こんにゃく湿布だけでもいいと思うけど、枇杷の葉は炎症を抑えるはたらきがあるので、 こんにゃく×枇杷の葉はまさに最強! やり方は、 ①鍋に水と枇杷の葉エキスを少し垂らして、よく洗ったこんにゃくを入れて中火にかける。 水からの状態で9分半くらい。 (枇杷の葉エキスも自然食品店とかで売ってます↓) ②細長いタオルを2枚重ねにして、端に茹でたこんにゃく(かなり熱いので注意)をのせ、タオルで包む。 ③枇杷の葉の表面(つるつるしてるほう)を患部にあて、その上にタオルこんにゃくをのせてあっためる。 かなり熱くなって火傷する可能性もあるので、こまめに温度チェックしながら あてたり離したりしながら10分〜20分。 15分ほどするとだんだんこんにゃくが冷めてくるので、そうしたらぐるぐるのタオルを途中まで解いたりして、なるべく一定の温度になるようにやってます。 (↓写真用にのせた状態ですが、こんにゃくが熱いと危険なので必ず人の手で持ってあてて、時々離したりしてね) これを、ひーとふーにやってるんだけど、特にひーちゃんがこんにゃく湿布大好きで ほんとにきもちいいいらしく、 「こんにゃくするよ〜」と呼ぶと自ら腕の中に来てくれる。 もちろんこれだけでは良くならないと思うのだけど、犬猫の腎臓病には枇杷の葉こんにゃく湿布!おすすめです。匂いも出ないし! そんなわけで食欲や体調の波はあるものの ひーちゃん、おもちゃで遊ぶまでに復活。 どちらも嘔吐はしてるけど、それだけ食欲が出てきてる証拠であるし、 ポジティブに捉えております。 かなり痩せちゃったけど、今朝のひーちゃん。かわええ。 引き続き、闘病生活は続く。 心配してくれたみなさん、ほんとにありがとう。 ミットゥン家みんなでがんばります。引き続き見守ってください! ================================================ ■ミットゥンの謎のブランドCHAYUCHAYU サイトリニューアルオープンしています〜〜!ぜひ覗いてみてね ■ミットゥンインスタグラム 【日常編】mittun_charsuke 【漫画編】mittun___ 【CHAYUCHAYU】chayuchayu_1031 #
by mittunmittun
| 2025-05-30 18:00
| コラム
ひーとふーの闘病記つづき。 3月初めごろ、ひーちゃんのようやく少しずつ食欲が戻ったものの ウェット(銀のスプーン)を小分けにして食べるのみなので 栄養的には全然足りてない状態。 ウェットフードには2種類あって、おやつ的な嗜好品のウェットと、総合栄養食のウェットがある。 多分だけどやっぱり総合栄養食のウェットよりおやつウェットのほうが美味しいみたいで、 総合栄養食のウェットをあげると匂いすら嗅いでくれない。 ※銀のスプーンもシーバもおやつウェット しかしおやつウェットでは、どんどん体内のリンが溜まってしまう。 ちなみにリンとはなにか? わたしもひーふーが腎不全になるまでまったく知らなかった。 猫の慢性腎臓病について調べていると、必ずと言っていいほど登場するのが「リン」。 リンは、腎臓のろ過フィルター・ネフロンが詰まっている状態 =腎臓の機能が低下している状態だと、ろ過されず、体内にどんどん蓄積されていってしまう。 本来であれば、腎臓でろ過されたリンは不要なものとして、おしっこで排出されるのだけど、 腎臓の機能が低下していると、排出できないリンの濃度は血液中でどんどんと高くなっていってしまう。 なので慢性腎臓病になってしまった猫はリンを上手く排出できなくなるために 「食事中に含まれるリンの制限」が必要になるのだ。 それが腎臓病用の”療法食”と呼ばれるフードなのだけど、 とにかくまずは療法食を食べさせることが大事です!と言われるが、 それを食べてくれるならこんな苦労しないわ!という人多いはず。 食べてくれないんだよね・・とにかく。 国内外、ありとあらゆる療法食が出ていてそれはありがたいけど 継続して食べてくれることが出来ない。 やっぱり美味しくないんだろなぁ。 こんなブログをやってるくらいだからミットゥンがいかに食いしん坊なことは皆さんご存知と思う。 自分は好きなもの食べまくって、ひーとふーには食べたくないものだけを無理やり与えるのもやっぱりおかしいし、嫌だ。 だから一生懸命、療法食に限らず食べそうなフードを探しては買っては試す。 だいたいのフードってお試しパックがないのが辛い。(もちろんお試しがあるやつもあるけど) 最低でも400gくらいから買わないといけないのだよね。 なので数打てば当たるではないが、そんな感じで猫フード買い漁り試しているうちに、食べないフードマウンテンが出来てしまった。(でも時間経ったら食べる場合もあるので無駄ではない…と信じてる) そこまで試してくるとだんだんひーとふーの嗜好の傾向が掴めてきた。 ・グレインフリー、グルテンフリー系は絶対食べない ・原材料で肉が一番に書かれているやつは絶対食べない ・チキン味より魚が好き ・でもマグロは嫌い、カツオが好き ・レバーとか入っているの絶対食べない ・ロイヤルカナン、ヒルズは食べる率高い こんな感じ。 やっぱり昔からロイヤルカナンの療法食をあげていたからか、 慣れ親しんでるのかなぁ。 色々海外のスゴイぜったい美味しいでしょコレみたいなの買ってるのに!全然食べてくれない!(じゃあお前がくえ) でも同じ悩み持つ人多いと思うので、結局は合うやつを探し続けるしかないんだよね。 ちなみに、そんなほぼすべての猫腎臓フードを試したんじゃないかってくらい買って 唯一リピートして買ったのはこのへん↓ ■猫用キドニーケアプラス(可溶性繊維)フィッシュ&チキンテイスト 最初すごい食べてくれたのでまとめ買いしたとたん食べてくれなくなった・・・ でも小粒で食べやすそうです。 ![]() ■ロイヤルカナン 腎臓サポート(4種類ある) ↓わかりやすい一覧があったのでお借りしました ![]() こういうのを小分けでまとめてお試しパックとかで売ってくれればいいんだけどね。 ただ、ロイカナの試供品は獣医さんにあることが多いので、病院で4種全部ください、って言えば取り扱いがあるところはくれると思う。 ・早期腎臓サポート(1〜ステージ2早期向け)・・・・初めはまぁまぁ食べた。今は食べない。 ![]() ・腎臓サポートセレクション(2後期〜ステージ4)・・・見た目がシーバのカリカリおやつ風で、今ふーちゃんがハマっている。2層になってて、中から美味しそうな白いのが入ってる。けど結構粒がでかいのでたまにむせる。でも細かく切ってあげると食べない。ひーちゃんは食べない。 ![]() ・腎臓サポートスペシャル(2後期〜ステージ4)・・・サイズも小さめで三角で食べやすそう。最初これにめっちゃハマっていた。今は食べない。 ![]() ・腎臓サポート(2後期〜ステージ4)・・・これは全然食べなかった。 ![]() ■ヒルズ k/d腎臓ケア 忘れかけた頃にあげると食べてくれる。毎日あげると❌ どうでもいいけどこのヒルズのパッケージの猫、すごい物悲しい表情だよね。 無理やり・・・食わされてます・・・あたし。。みたいな・・・ そんなわけで、毎日この辺のものをしっかり食べてくれれば良いんだけど、そうもいかないのが現実。 実際は上述の通り、おやつウェットフードのみで凌いでいる状態なので どうすれば良いのか。 そんな時に必須なのが”リン吸着剤”と呼ばれるサプリ。 食事に混ぜることで、食物中のリンを吸着して腸から吸収できなくするもの。 吸着したリンはうんちと一緒に排出してくれるというありがたいサプリです。 このリン吸着剤もかなりたくさん種類があって、ここで書くと大変なので割愛します。 ただ共通するのは、ご飯と一緒にあげなければいけない!ということ! ここでまたハードル。 だいたいは粉状や液状のものなんだけど、これをフードに混ぜると まず食べない。バレバレ。 どんなに丁寧に混ぜても食べない。 【絶対たべないからな】という意思が感じられる。 量を減らしても食べない。。これでは意味がない! というわけで、時間差で与えることに。 フードが胃に入ったらすぐ腸にいくわけではないので、 勝手に20分以内ルールにして、ごはんを食べたら20分以内に水で溶かしたリン吸着剤をシリンジであげている。 ここで注意なのが、ご飯をたべた直後に飲ませると、 「ご飯食べた後に毎回へんなもの飲まされるからもうご飯食べるのやめよ」となる恐れがあるので いかに警戒心を解くかにかかっています。 まず食べ終わったら優雅に皿を洗います。 口笛をふきながら洗濯物をたたんだり、何事もなかったようにすごします。 シャワーなんか浴びるとその間に警戒心がとけるのでおすすめです。 (シャワーに20分以上かかるひとはやめましょう) 猫たちとすれ違う時も決して目を合わせないでください。 演技力が試されます。 そんで、警戒がとけて猫たちから自分に近寄ってきた時に ひょいと持ち上げて3秒以内に飲ませれば完了です。 かんたんですね! これが1日に何度も×2匹あるので、特にふーちゃんは敏感で毎回苦労。 (20分経っちゃった時は強硬手段で追いかけます。) なんか毎日リン吸着シリンジを小脇に抱えている気がする・・・フリーランスでよかった・・・。 ちなみに、今使っているリン吸着剤はこちら ■リノパワーP こちらはリン吸着のほか、尿毒素も吸着してくれる吸着剤。 熊本にある犬猫の血液透析・腎臓病の専門病院の先生がつくったサプリだそう。 これがかなり扱いやすい!少量の水で溶けるのでシリンジも一瞬であげられるのがポイント高。 ただあげすぎると下痢になるのであげる回数が注意。 ■ゼトックス これはリン吸着ではなく、ゼオライトという石がナノミクロンまで粉砕された無味無臭の水。もともとは人間用。 有害重金属を吸着して尿から排出されるらしい。 毎回、リノパワースプーン一杯をゼトックス6プッシュで溶かしてシリンジであげる感じ。 このやり方が良いんかわからないけど、今はどちらも命綱。 ここまで、フードもそうだけど薬もサプリも良さそうなものを片っぱしから試した。 合わない薬やサプリで病状が悪化したこともあるし、 ひーちゃんには合ってるけどフーちゃんには合わなかった、っていうこともすごく多い。 とにかくいかにストレスが低く簡単にあげられるか、というのが猫にとっても人にとっても最重要であると考える。 なので、クチコミも大事だけど結局はその子に合うか。ただそれは、試してみないとわからないのだ。 結局、その後漢方も止めた。 漢方は合わなかったというより、飲むことがストレスになってる気がした。 錠剤がよいか、シリンジで液体が良いのかも、その子によるんだよね。 結局試すしかない・・・ しかし闇雲に試すと負担をかけるし、リスクも大きいので 今は新しいサプリを試すのもかなり慎重になっている。難しいところやね。 2025の5月現在、ひーも食欲がしっかり戻ってきて 嘔吐は度々あるものの、元気におもちゃで遊んだり、ふーちゃんの上に乗って寝ています。 ================================================ ■ミットゥンの渾身のブランドCHAYUCHAYU サイトリニューアルオープンしています〜〜!ぜひ覗いてみてね ■ミットゥンインスタグラム 【日常編】mittun_charsuke 【漫画編】mittun___ 【CHAYUCHAYU】chayuchayu_1031 #
by mittunmittun
| 2025-05-29 18:00
| コラム
みなさんこんばんわんこ 大変ご無沙汰しております。 またログインパスワードがわからなくなるまでに久々の投稿です。 というのも、インスタではお伝えしていた通り 去年の10月末にふーちゃんの腎不全が発覚、 その後ひーちゃんも検査をして ほぼ同じ数値の腎不全であることが発覚。 2匹同時に、ステージ3初期の腎不全という・・・ 現在まだまだ闘病真っ只中ですが、ミットゥンブログをずっと読んでくれてるひとに、「ひーとふーってその後どうなったの・・・」と聞けず心配してくれているはず!と思い、 自分のなかで覚書も兼ねて、 これまでの記録を書こうと思います。 多分長くなるので興味ない人は読み飛ばしてちょう。 ただ、私自身いろんな人の腎不全猫闘病について調べ、多くの方が書かれているブログを参考にしたので これも少しでもだれかの支えになればとおもっています。 2匹同時の腎不全にはかなり落ち込み、すぐに治療を開始するものの かかりつけ医の先生に言われた「フォルテコール」という薬を飲ませ始めると まずふーちゃんの食欲がどんどん低下。 このままで良いのかと、自分で調べたサプリなどをやってみると 今度はひーちゃんが連日の嘔吐で激体調悪化。 やればやるほど悪循環に陥り、どうしたものかとしていたときに 同じ腎不全の猫ちゃんと暮らしている友人が、往診できてくれる動物の漢方の先生がいるよ!と教えてくれた。 早速先生に連絡して、12月初めごろ漢方治療を開始。 それまでやっていた薬やサプリはやめて、往診の先生の言われる通りの漢方2種と西洋医学の薬に切り替え。 その後2週間ほどするとひーちゃんは食欲が戻り元気になってきた。かのように思った・・・が、 1月に入るとまた調子が低下。 しばらくすると嘔吐が繰り返され、食欲も落ちてきた。 ちなみに、ひーとフーは兄弟猫なのだが 寸歩不離の関係と言うのか、とにかく一方が調子が悪くなると後からもう一方も調子が悪くなり、という状態を繰り返していた。 保護されたときからとにかく仲良しで、この11年ずっと一緒にいて きっとだれにも入り込めない絆があるのだと思う。 調子が悪くなると漢方の種類を変えたり、錠数を増やしたりで 飲ませる方も、もちろん飲む方もすごいストレスになっていった。 (その時は人間の飲むくらいの大きさの漢方を1日5錠くらいを飲ませなければならなかった。 人間もそうだけど、漢方ってかなりの量を要するんだよね・・・) また、点滴も体に合わないのか 腎不全には点滴が必須と言われてやったものの、やるたび調子が悪くなってしまい 先生とも相談して一度点滴はストップ。 こっそり漢方の数も減らしたり、無理のないように細々と続けていた。 しかし忘れもしない2月の初め、ひーちゃんが急激に悪化。 もちろん療法食なんて全然食べてくれず、先生からも とにかく食べることが大事だから なんでも良いから食べさせてあげてといわれたので、 本当は1日10gくらいにしていたシーバのウェットも1袋くらい(35g)あげるようにしていた。 それでもどんどん食欲が落ち、大好きなシーバのウェットすら食べなくなり ついになにも食べられなくなってしまった。 どんどんガリガリになっていき、それでも何か食べれるフードを毎日探し続け うちはいつでも猫の計り売りフード屋さんができるくらいのフードだらけに。 水だけはフラフラになりながらも自力で飲んでくれていたので、 高エネルギーのペーストのフードを溶かしてシリンジで少しずつ口に流し込むものの、 かなり嫌がって全然食べてくれず、ずっとぐったりして寝ているひーちゃん。 それまでは必ず夜はこうやってベッドにきて腕枕で一緒に寝ていたのだけど↓ そのときはもうベッドには来ず、こたつの中やベッド下の奥でぐったりしている夜が続いた。 夜中に何度も目が覚めてこたつまで様子を見に行くも、 触られたくないのか目を合わせてくれず 朝起きてもし息をしていなかったら・・・と怖くて布団から出られなかったりとか(眠かったとかじゃないよ) そんなしんどい日々が続いた。 それでも心配をするとそれが猫に伝染するから、ミットゥンが元気じゃなきゃだめだよ!と 友人や往診の先生に励まされ、 ひーとふーの前では口笛をふいて陽気に過ごしていたのだけど ある時仕事から戻ると、ベッドの下でぐったり息をしてるひーちゃんを見て、 むかしゴジッカ村で暮らしていた「ちびた」という猫が亡くなる時のシーンと重なってしまい、 この時はもう本当にだめかもしれん、と 泣きながら往診の先生に連絡してしまい 先生は忙しいのに1時間ほどで駆けつけてくれた。 ちびたは、ひーちゃんと同じ真っ白の猫で 雄猫で見た目も体型も(※でかい)ひーちゃんに似ていた。 ちびたは猫伝染性腹膜炎で亡くなってしまったのだけど、そのときのことは鮮明に覚えていて、 おっとりしたほんとに優しい猫で、なすがままというか、何しても怒らない子だったのに ソファの下にもぐって触らないで、という感じでハァハァと息をして亡くなってしまった。 その時がフラッシュバックして焦ってしまった。 駆けつけてくれた先生は、冷静にひーちゃんを診察。 すると、歯茎の奥の方に謎のできものを発見。 口内炎っぽいけど、先生も「うーん??」という感じで、 ただこれがかなり膿んでいて痛かったようで、だからご飯を全く食べれなかったのかも・・となり、 2種のステロイドを注射。 ただ、その1週間前にかかりつけの先生のところ(徒歩30秒)でも診察してもらっていたのに、 その時は見落とされたのか、その後できたのかは不明である。。 これでよくなるはず、、、と一縷の望みが出たものの、 数日経っても一向に食欲は戻らなかった。 ここまで食べていない日が続いてもまだ生きていられたのは、 ひーちゃんのもともとの体重がしっかりあったからだと言われた。 一番大きかったときで7.6キロくらいあり、昨年11月の時点では6キロ弱くらい。 もともと手足が長いのと顔に出ないのでそんなに太ってるように見えないけど、かなり体重あったのよね。 着痩せするタイプだね。なんも着てないけど。 (一番デカかったとき↓) それでも往診の先生は、「秀次郎くん(ひーちゃん)はもっと頑張れると思うよ」と帰り際に言ってくれて 「やっぱり血液検査はもう一度した方がいい」と言われた。 1歳のときにおもちゃの誤飲で入院して以来、とにかく病院が苦手なひーちゃん。 ものすごいストレスになる血液検査はしたくなく、避けていた。 (11月のときの血液検査のあとも一気に調子が悪くなったので) しかし往診の先生も言うように、もしかしたら別の病気も併発してるかもしれないし、 まだ頑張れるなら血液検査はした方がいいのか・・と意を決し もう一度だけひーちゃんに頑張ってもらって翌日かかりつけの先生のところへ。 (かかりつけ医は近所なので、往診の先生に家で血液検査をやってもらうより良いと判断。 家でやると家がストレスの場所になる可能性があるため) 忘れもしない、ミットゥンの誕生日226事件の日だ。 人生で一番絶望の誕生日だとおもった。 BUN :(10月末)39.8→ (2月末)213.7 クレアチニン:(10月末)3.02→ (2月末)8.53 無機リン:(10月末)3.4→(2月末)11 他の病気ではなく、しっかり腎不全の悪化だった。 かかりつけの先生には、ここまでの数値だともう静脈点滴(1日入院になる)か、 毎日皮下点滴するとかしかないね・・・と言われた。 「これって末期ですか?」と聞くと、「末期ですね」と言われた。 往診の先生にも結果を連絡したけど、同じ反応だった。 ああ、末期なのか、と思った。 不思議とショックというより、わりと冷静に受け止めた。 むしろ他の病気を併発してなくてよかった、と思った。 ストレスのかかる延命は避けたいと思い、入院は却下。 毎日の点滴をするにしても、毎日通うのもひーちゃんにとってどうなのかなぁと色々考えた結果、 あとはひーちゃんの生命力を信じ、極力のストレスをすべて排除し、家でできることだけをやろうと決めた。 点滴も、かなり脱水してるなと感じた時だけにしよう、と。 投薬もサプリも一切やめ、 掃除機もうるさいので掃き掃除にしたり、自分のドライヤーも一番離れた部屋でかけたり、 ずっと変な音がしてた業務用冷凍庫も思い切って電源を切ってやった。(ちなみにこの時捨て忘れた古い冷凍の揚げ春巻きがその1ヶ月後にかなりの異臭を放って電源を切った冷凍庫から発見された) すると、ある時なにやらひーちゃんがご飯を欲しい風な催促を!!! え!!!!????と思い、すぐキッチンに飛んでいって ウェットをあげてみた。 しかし、食べない・・・ でもなんとなく食べそうな空気がしたので、 別のフードをあげてみようと思い、塩分が高くて体に良くないと言われてたものの念の為買ってあった「銀のスプーン」とあげてみると・・・ なんと!!食べたのだ!!!8日ぶりに自力で食べたご飯。 (そのときの写真↓泣きながら激写) ありがとう銀のスプーン・・・。今まで毛嫌いしててごめん。 感謝の意を込めてchatGPTに神々しく装飾してもらったよ。 ものすごいスローペースだけど、10gくらいだったけど ようやく自力で食べられたのだ。 このとき、ステロイドを打ってから1週間近く経っていたけど ようやく効いてきたのかな?(普通はすぐ効果あるらしいけど) ただ、復活できたのはおそらく一番はフーちゃんのおかげである。 不幸中の幸か、このころフーちゃんは調子がよく、自分で毛繕いできないひーちゃんを毎日ずっと舐めて 横で支えてくれたのだ。 あんなにいつもひーちゃんにクッションを猫パンチで殴られて奪われていたけど、優しい、、。 8日ぶりに食べられたときの喜びは一生忘れない。 嬉し涙でこんな泣くことある?てくらい嬉しくてめっちゃ泣いた。 それまで、食べないとわかっているのにご飯を皿に入れ、 食べずに残ったご飯を捨てる時のしんどさ。 仕方ないね〜、と思いつつもやっぱり自分の中でもかなりダメージだったんだなぁと思った。 この時から、わたしは「虎舞竜スタイル」で生きていこうと決めた。 日々のささいなことに幸せを噛み締めて生きることにしたのだ。 病気でしんどいのだから食べないのは当たり前。 食べなくて落ち込むのではなく、少しでも食べたときにめちゃくちゃ喜ぼう。と。 その後、ひーちゃんは徐々に復活し、なんとか毎日生まれたての子猫くらいの量は1日に食べるようになった。 それでも良い。少なくても良い。自力で食べられることの大事さ。 窓辺に乗っただけで影から喜びを噛み締め、 おしっこをしただけで喜びを噛み締め、 爪研ぎをしただけで喜びを噛み締め、 なんでもないようなことを幸せに感じて過ごす。 完全に家の中でひーとふーのストーカーと化し、わたしは物陰から「ウンウン」と喜びを噛み締める高橋ジョージとなった。 一喜一憂せず、現実を受け止める。 今日よくても明日悪くなるかもしれないし、諦めることと受け止めて向き合うことは全然違うということに ようやく気持ちが追いついた。 絹豆腐メンタルのミットゥンがここまでこれたのは、 ずっと周りが心配してくれて、支えてくれたおかげ。 助けて心配してくれたひとには本当に感謝しかないです。 このころから、あるブログを参考にしていた。 末期の腎不全から蘇ったミラクル猫の闘病ブログで、 そのひとのやっていたことを参考にできるだけ実践してみた。 長くなったので続く。 ================================================ ■ミットゥン謎のブランドCHAYUCHAYU ■ミットゥンインスタグラム 【日常編】mittun_charsuke 【漫画編】mittun___ 【CHAYUCHAYU】chayuchayu_1031 #
by mittunmittun
| 2025-04-23 18:00
| コラム
![]() 先日電車にのって、駅で降りてエスカレーターを乗った瞬間 音楽を聴いていたイヤホンが急に「セツゾクヲ カイジョシマシタ」と言って音が切れた。 あれ?バッテリー切れ? でもバッテリー切れならこいつ(イヤホン)は「ノゥ バッテリー」と、なぜか英語になって切れるはずである。 あれ?電話か・・?とおもって携帯を探すと 無い・・・ スマホがない!! ポケットにもリュックにもどこにも無い。 サーーーっと顔が青くなった。 さっきのっていた電車に落としたのだ。 気づいた時には電車は目の前を走り去っていった。 電車が行った途端イヤホンの接続が切れたわけだ。 電車ではスマホは触らずanegoの単行本を読んでいた(なんでやねん)ので、ポケットから落ちたのに気づかなかったのだ。 まじか・・・なんでanegoなんか読んでたんだろうか。 うわぁ・・・オワタ・・・と肩を落としながら とりあえず近くにいた駅員に事情を説明すると、 どんなスマホですか?特徴は?と聞かれ、 「ええ〜とスマホのカバーにステッカーとか色々入っていまして、色々入れすぎてスマホ自体の色が何色だったかよく覚えておりませんが、多分黒だったと思いますがもうステッカーだらけで土台の色は見えませんので、特徴といえばカバーに竹舞さん(タートルアイランド)のサインが書いてあって、 大大大ってかいたステッカーと11匹のねこのシールと折坂悠太の全国ツアーのオープンバーン(※行ってない)のシールが入ってます」 と明確な情報をお伝えした。 駅で待機していると、20分後に終点の駅でそれらしきものが見つかったと連絡があり、急いで終点の駅まで駆けつけた。 確認の際に「LINEMOですか?」と聞かれ 「えっ何で知ってるんですか?」と、拾っていただいたのにコイツ中見たんじゃねーのかと、 パスワードがわかるはずないのにわざわざさがしてくれた駅員に疑いの目を向け 急いでその駅まで取りに行ったら、スマホの画面の左上に「LINEMO」って出てた。 2024年、人を疑うことをやめ 電話に出る時も愛想よくすることを誓います。 というわけで、今日は先日・・というかもう1ヶ月前にご紹介したフードセーバーのマリネモードを使った ミットゥン的最高白子レシピ! (もちろんフードセーバーなくても作れます。) (2人前) ・鱈の白子 150gくらい ・空豆 7サヤ(18〜20粒) ★かつおと昆布でとった出汁 200ml ★酒 50ml ★みりん 小さじ1/2 ★海塩 1g(小さじ1/3) ・柚子胡椒(黄色) 適量 沸騰したお湯に塩を小さじ1ほどを入れ、2分茹でてザルにあけておく。 ![]() ![]() その間に氷水をはったボウルを準備しておく。 ![]() 氷水のボウルに入れて手で優しく表面のポロポロしたものを取るように 丁寧にやさしく指で掃除する。 茹でて水気を切った空豆も上にのせる。 この間に、容器がつかるくらいのボウルか鍋に氷水を貼って準備しておく。 ここでフードセーバーのマリネモードで早くしみこませます! 6.器に盛り、柚子胡椒を添えて完成!! ![]() マリネモードのおかげ?か、1時間ほどでしっかり味も染み込みました。 フードセーバーがない場合は冷蔵庫で3時間ほど置くとしっかり味が染み込むよ。 白子はポン酢で食べるもの!というイメージですが このおだしがじんわり、最高に美味しい。店の味! これは黄色の柚子胡椒がポイントです。 黄色は柚子の香りがしっかりしてるのでおすすめ! 黄色柚子胡椒がない場合は、柚子皮をおろしてかけても◎。 ![]() これいつも白子だけで作るんだけど(トップ画像のは白子だけで作ったものなのでネギをいっぱいかけてます) 近所の大好きな居酒屋にたまに空豆のお浸しがあって、それが大好きすぎて白子と一緒に再現してみた。 普段空豆は厚皮も食べる派だけど、これは繊細に仕上げたかったので今回は厚皮には辞退していただいた。 ![]() なのでもちろん、白子だけで作っても美味しいし、空豆だけで作っても美味しいす。 いや〜しかし、ようやく納得する白子が作れるようになった! いつも何で店のようにできないのかと試行錯誤して、やっとたどりついたよ・・・ 白子はとにかく丁寧な下処理と、余熱での火入れがポイント。 2分とか3分とか、こまけ〜けどこれがほんとに大事! プリップリでとろっとろの仕上がりになるよ〜〜 タイマーと氷水を持って真剣に取り組んでちょう! ================================================ ■ミットゥンの渾身のブランドCHAYUCHAYU サイトリニューアルオープンしています〜〜!ぜひ覗いてみてね ■ミットゥンインスタグラム 【日常編】mittun_charsuke 【漫画編】mittun___ 【CHAYUCHAYU】chayuchayu_1031 #
by mittunmittun
| 2024-02-27 18:50
| レシピ
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